お墓

 実家帰省した最大の目的のお墓参りを済ませてきた。老人ホームに入所している父方の祖父と、叔父と一緒に暮らす母方の祖母に「元気にしてるよ!」と顔をだした。お墓参りが終わってから母方の祖母と一緒に暮らしている叔父の家で、従兄弟も一緒に参加しての焼肉祭りとなった。
 お墓参りして気が付いたこととして使用する石材に変化が見られる(ような感覚がある)。数年前は黒い石が墓石として好まれていたが、現在は白い花崗岩が好まれているような気がする。東日本大震災でメチャクチャに倒壊した墓所が殆ど整理されていたが大震災前に比べて墓所全体が白くなったような…ちゃんとデータとってないから分からないけど、墓石のトレンドのようなものはあるはずなので、それに変化があったのかもしれない。
 俺が墓地に入るとしたら、どんな形態のお墓になっているのだろうか。不定期ながらお墓参りしている先祖代々のところにお邪魔するかもしれないし、戦争が起こって出征して靖国入りする可能性もゼロではない。ネットワーク上に墓地があってPCでお参りするなんて話も聞くし、墓石の代わりとして桜の木を植えるなんていう変わり種もある。どんな形態になってもお参りされる人があっての墓なので、生きているうちにお参りされるだけのことをしないとなと、思いを馳せた日だった。